パチンコゲームの歴史
日本のギャンブルについて語るとき、真っ先にあげなくてはならないもの、また何より強調しなければならないもの、それはパチンコです。海外の人々にはなじみのない言葉かもしれませんが、日本の人々にとっては、ただのゲームではありません。
日本におけるパチンコの規模がどのくらいかは、数字を見るとほぼ理解できるでしょう。パチンコとパチスロパーラーの年間売り上げは、総額2000億ドルになります。比較するなら、ラスベガスとマカオを合わせても、その30分の1の売り上げにしかなりません。聞いたこともないようなこのとてつもない金額は、どのようにして実現しているのでしょうか。また、パチンコの一体何が特別なのでしょうか。以下の記事を読んで、その理由やパチンコについてより詳しくご覧ください。
パチンコとは?
パチンコパーラーは、派手な電飾、玉、レバー、超大音量の音楽からなるゲームです。決して難しすぎないゲームなので、とても人気があります。そしてもちろん遊んでお金を得ることができます。
玉が盤面に跳ね返り、釘にぶつかって道筋を変え、到達したゴールに応じて、お金になる点数が稼げます。ピンボールとスロットマシーンの完全なる融合を想像してみてください。パチンコとは、まさにその融合です。
パチンコの起源
ゲームの外観や音を鳴らす様子から判断して、もともとは子ども向けのゲームだったと理解できるでしょう。米シカゴから輸入され、パチンコはたいていお菓子屋さんに置かれていました。そこは子どもたちがゲームを遊んで、フルーツやキャンディーをもらえるといった場所でした。
そのお菓子が、間もなくしてお金になり、大人たちがパチンコに夢中になりだしました。1930年に名古屋で初めてのパーラーがオープンしました。それは今日の巨大なパチンコ産業のほんの始まりにすぎませんでした。年を追うごとに産業が成長し、現在パチンコは日本で絶対的ナンバーワンのゲームになっています。
なぜ合法なのか?
日本について初めて調べたとき、海外の人々は、カジノが日本で非合法であることを知り、旅行でギャンブルを楽しむことができない、とがっかりする傾向があるようです。ところがパチンコは、法律上ギャンブルではないため、100%完全に合法です。
日本でギャンブルと判断されるゲームとは、勝つことで直接お金を賞品として得られるというルールでなければいけません。パチンコパーラーのオーナーは、お金とは異なる種類の賞品を提供することで、そのルールを迂回する方法を見つけました。ほとんどの場合は賞品として、それ自体は何の価値もない景品を手に入れます。ところが、それはパーラーの近くにある店で売ることができます。これこそが、パチンコが合法のまま、賞金をもらうことができる仕組みです。
パチンコは、日本で長い間存在し続けています。その売り上げの規模から判断して、すぐになくなるようなことはないでしょう。ですからぜひ、今度日本に行ったときは、パチンコを楽しんでみてください!